友達100人できなくていい!春は新入学やクラス替えがあり、
新しい環境でうまく友達ができるかどうか、
親子共になんとなく落ち着かない季節かもしれません。
機嫌よく学校にでかけ、
楽しそうに友達とのことを話してくれる……
親としてはこんな安心な日々を望むでしょう。
しかし、学校は教育の場。
決められたカリキュラムの中で複数の教科を学び、
集団行動の機会も多いものです。
そんな中「友達づくり」ばかりに
時間を費やせるわけではありません。
たくさんの友達を作って楽しそうにしていることを
強く望むのは子どもにとって少々負担かもしれません。
まずは親が、自分が子どもの時に
どれだけ友達がいたのか、
その頃の友達と現在どれだけのつきあいが
続いているのかを振り返ってみましょう。
実際には、なんとなく友達になり、
親しくなったり疎遠になったり
紆余曲折があるはずです。
少なくとも友達が100人いた!と
胸を張って言える人は
いないのではないでしょうか?
子どもは親の期待を敏感に感じ取るものです。
「友達は多いほどいい」と言い聞かせるよりも
「友達は自然にできるもの」
「友達ができなくても大丈夫」と
子どもに言ってあげたら、
子どもは気持ちが楽になるはずです。
友達を作るために
自分の気持ちを抑えるなどの無理をしたり、
友達ができないことに
心を痛めたりする必要はないのですから。
親子共に気持ちをおおらかに過ごしたいものです。